杏里/オリビアを聴きながら

この記事は約3分で読めます。

本ページはプロモーションが含まれています

1978年11月5日リリース
作詞:尾崎亜美
作曲:尾崎亜美
編曲:瀬尾一三

杏里のデビュー・シングル。オリコンチャートでは最高65位、売上5万5千枚で当時としては目立ったヒットに至ってはいないが、時を経て多くの歌手にカヴァーされ、スタンダード・ナンバーへと成長した。

タイトルにある「オリビア」とは、「故郷へかえりたい(TAKE ME HOME, COUNTRY ROADS)」「そよ風の誘惑(HAVE YOU NEVER BEEN MELLOW)」などが日本でもヒットした英国人歌手・オリビア・ニュートン=ジョンのこと。

サビの箇所で「making good things better」というフレーズが登場するが、これはオリビアが1977年に発表した楽曲「MAKING A GOOD THING BETTER」(アルバム『MAKING A GOOD THING BETTER』〈邦題:きらめく光のように、1977.7.20〉に収録されている同名曲)から由来しており、「MAKING A GOOD THING BETTER」の方は、2人の愛をさらに深め、もっと育てようという内容の明るい歌詞であるが、「オリビアを聴きながら」では、そうした愛が終ってしまい、「いいえ、済んだこと」と歌われている。

杏里(あんり)

本名は川島 栄子(かわしま えいこ)。幼少時からピアノを習い、長兄の影響でドライブの時によく聴いていたポール・モーリアをよくコピーしたり、フォーク、ニューミュージックが盛んな時代で、松任谷由実(当時は荒井由実)、尾崎亜美、風、かぐや姫、吉田拓郎、井上陽水などの邦楽や洋楽など、あらゆる楽曲を聴いて育った。

杏里の歌手名は当時の所属事務所、ボンド企画の社長で高杉敬二の娘である河村和奈へ出生時に名づけるつもりだったそう。

1978年、17歳(高校2年生、横浜希望が丘高校)の時に、後にスタンダードナンバーにもなった「オリビアを聴きながら」でデビュー。この経験から、その後も積極的に海外レコーディングを行い、海外のアーティストやミュージシャンとのコラボレーションも多い。

1983年8月には日本テレビから依頼を受けアニメ『キャッツ♥アイ』の主題歌「CAT’S EYE」を歌ってシングル発売した。アニメの歌ということで本人も初めは戸惑いがあったが、楽曲の良さから自分を変えるきっかけになるかもという予感がしたそうで、結果的に大ヒットで自身初のオリコン1位に輝き、杏里の代表曲の一つとなる。

生誕:1961年8月31日
出身地:神奈川県大和市

活動期間:1978年


※情報はウィキペディアより
※2021年3月時点の情報

タイトルとURLをコピーしました