コメディ・アドベンチャー映画。ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオにより3Dコンピュータアニメーション方式で製作、2017年アニー賞、アカデミー賞(いずれもアニメ作品賞)受賞作品。
ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオとしては『ベイマックス』に次ぎ、1937年公開の『白雪姫』から数えて第55作目となる作品で、動物の手で築かれ、肉食動物と草食動物が共に暮らす大都会「ズートピア」を舞台に、夢を信じる新米ウサギ警察官ジュディ・ホップスと、夢を忘れたキツネ詐欺師ニック・ワイルドの2人を主人公に据え、連続行方不明事件を解決する中で変わってゆく2人の関係を軸に、その中であぶり出される人種差別や欺瞞などといった大都市の社会問題を描いている。
本作は「人間が存在したことのない、動物たちだけが暮らす別世界」、即ち進化を遂げた動物が自ら高度な文明を築いてきた世界が舞台となっており、タイトルにもなっているズートピアは肉食動物と草食動物(捕食者と被捕食者)が共存する巨大都市で、この世界の中心であり、本作の主要な舞台となっている。
製作に当たっては、都市設計は動物の文明に基づくという点を重視する一方、細かな点やそこで起こる出来事は観客が身近に感じられるものとなるよう計算された。
また、登場する動物は哺乳類に限られているが、これは制作チームが各分野の動物学者から情報を収集する中で決められたもので、脚本のジャレド・ブッシュは「作品の舞台となる惑星には爬虫類や鳥類などもいるが、今回はそれらが暮らす大陸の話ではなかっただけ」と語っている。
※情報はウィキペディアより
※2021年11月時点の情報
公開年:2016年
監督:リッチ・ムーア
声の出演:ジニファー・グッドウィン ほか
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